「衣食住」という生活を構成する要素のうち、「住」は金額も大きく人生の中でとても大切な要素の一つです。
特に、高級住宅ともなると金額は大きくなり、気軽に決めるのは非常に困難です。
そんな高級住宅を名古屋で探したいと考えている人のために、ここでは名古屋の高級住宅に関するお話をしていきます。
新築と中古
高級住宅を購入する場合、新築か、あるいは中古から選ぶことになります。
日本では、中古よりも新築を好む傾向が他の国と比べても強いという話があります。
統計でも欧米諸国の住宅マーケットでは80-90%が中古、10-20%が新築、というデータがあるのに対して、日本では30-40%が新築で残り60-70%が中古住宅、と出ているほどです。
このことからも、日本ではかなり新築の比率が高いと言えると思います。
日本人が新築を好む理由は主に3点です。
① 注文住宅の場合間取りやデザインが自由に選べる
② 誰かが使っていたものを使いたくない
③ 全てのものが新しく、気分が良くなる
自分の好みが存分に反映されたピカピカの家は誰にとっても一点物の高級住宅です。
そんな家で自分の夢のライフスタイルを叶えられたら、と幸せなイメージが膨らみますね。
何より、資産価値が発生するというのは新築最大のメリットといえるでしょう。
築年数にもよりますが、中古物件は新築に比べると資産価値が低い、もしくは減少しやすいため、資産という点で考えると大幅にメリットが少なくなります。
特に、名古屋のような大都市での高級住宅の不動産的な価値は非常に高いため、資産価値という点を考えると新築一択になります。
もちろん中古にも、新築にはないメリットがあります。
安価で購入できる他、すでに建っているのですぐに住み始められるというのは中古物件ならではのメリットです。
また、その家に永住するという考えであれば、資産価値はあまり気になりません。
また、建物自体に価値がなくなっても、土地自体の資産価値は十分にあるので、中古だからと0になるわけではありません。
最終的にどちらを選ぶにしても、それぞれのポイントをしっかり比較したうえで、自分の中で納得感を持って購入するのが理想です。
設備について
新築のほうが、中古よりも新しい設備が入っています。建築用の設備や材料はどんどん新しいものが出てくるので、当然新築のほうが良いものになってきます。自分の中で「必要な設備・機能はなんなのか」、軸を持つことが大切です。
価格について
中古のほうが一般的に価格は安いです。「一般的に」と申し上げたのは、比較することが難しいからです。ただ、新築は買ってすぐに売却に出したとしても価格は下がってしまいます。それだけ日本人の中には「新築プレミアム」というものがあるということの裏返しでもあります。
耐震性能について
耐震性能についても設備と同様に、新しいもののほうが性能は良い、というのは間違いありません。ただ、日本の建築基準法では耐震基準というものが定められており、新耐震基準と旧耐震基準に分かれており、新耐震基準は震度7程度の地震に耐えうる構造、ということになっています。それではこの二つの耐震基準が実際に変わったのはいつか?というと1981年6月なのです(正確には1981年6月以降に建築確認の許可が下りた物件です)。中古住宅だからと言って一概に不安、と考えるのはやめたほうがいいですね。
まとめ
これら以外にもたくさんの比較すべきポイントはありますし、新築住宅・中古住宅特有のメリット・デメリットはあります。
その時になんとなく、「周りの人が新築を選んだから」とか、「自分の読んでいたブログが中古住宅を勧めるから」という理由だけで考えずに自分の価値観や将来の希望をはっきりともって比較・検討ができるようになれば、素晴らしい家との出会いがあなたを待っているでしょう。